その前に、重要なことを一つ。乾かす前の濡れた髪は、キューティクルが開いているのでとっても無防備。すごく刺激に弱く、傷みやすいので濡れたまま放っておくことは厳禁!出来る限り早く乾かしましょうね。
1.乾かす前に髪の水分を取る
髪はとっても熱のダメージに弱いんです。60℃以上になってしまうとでタンパク質が変性して、ゴワゴワになります。なので、ドライヤーを当てる時間はできるだけ短くしたいもの。そのためにドライヤーを使う前に、バスタオルで頭頂部を押えるように拭いて優しく水分を取ります。「押える」だけですよ。決してタオルでこすったりしてはいけません。
そしたら次に目の粗いブラシで水分を根元から毛先のほうに移動させます。毛先に移動した水分は、髪の毛をバスタオルで挟んで軽くたたくようにして吸い取ります。こうして髪の水分を少なくして、ドライヤーをかける時間ができるだけ短くなるようにします。
2.ドライヤーは髪から20cm以上離す
そのあとドライヤーを使うわけですが、ドライヤーは頭皮から必ず20センチ以上離します。それは、ドライヤーを頭皮に近づけすぎると、ドライヤーの風が一か所の集中してしまうから。熱が集中して一か所に当たると、その部分の髪には大きなダメージを与えますし、全体に熱風が行き渡らないので結局時間がかかってしまいます。
繰り返しになりますが、ドライヤーは最低頭皮から20センチ以上離したほうが、時間もかからないし、髪にも優しいのです。
3.はじめに乾かすのは根元から
ドライヤーの熱風は、根元に風が当たるように髪をかき分け、頭頂部と前髪の根元から当て始めます。根元から乾かすのは、根元を先に乾かすと、自然に毛先のほうも乾いていくからです。注意点として、続けて一か所に熱風を当て続けないように気を付けましょう。
4.ドライヤーの風は根元から毛先方向へ
風を当てる方向も大切です。決して髪の流れ、つまりキューティクルの重なりに逆らわないように、根元から毛先に向かって熱風を当てていきます。根元と毛先の間の部分は、手ぐしでやさしくとかしながら。そうするとツヤもでてクセ毛もまとまってきます。
5.冷風に切り替えてキューティクルを閉じる
髪の中間部が乾いたらドライヤーの熱風を冷風に切り替えます。冷風を当てるのは、熱で開いてしまったキューティクルを閉じるためです。また、髪は冷風で冷やすことによってスタイリングされた形が固まるので、ヘアスタイルをしっかりキープするためでもあります。
6.ブラッシングは完全に髪が乾いてから
ブラッシングには、髪の流れを整える働きと、髪の水分を全体的に均等にする働きがあります。ヘアブラシはなんとなく使っている、という人も多いかもしれませんが、ブラッシングは必ず髪が完全に乾いた状態で行わないと、意外に髪を傷めてしまうこともありますので注意しましょう。
⇒>>髪がサラサラになるおすすめドライヤーはこちら!